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見学会 帰真園

2022.05.23

帰真園は東に国分寺崖線、西に多摩川を望む絶好のロケーションにあり、公園の西側には富士山を望むことができる。二子帰帆河岸は、車椅子利用者もゆっくりと富士山方向の眺望を楽しむことができる空間である。河岸を進むと西側の眺望風景が変化する様子が楽しめる。風景の中には江戸時代の蓬莱園と同じ切石による直線護岸の特徴が取り入れられており、江戸時代の美意識が庭園の風景を引き締めていた。

帰真園は今まで訪れた日本庭園とは違い、スケールが大きく、開放的な空間の広がりや、植物と石の選び方の違いに驚いた。樹木はもちろん、石材においても関東近郊の採石場を一つ一つ巡り、全ての石材を選定し配石を行うことで、「江戸・東京」らしい庭園づくりを実現したことを感じた
。また、日本庭園の伝統的な技術である四つ目垣等を随所に配置しながら、武陽玉川八景に由来する小富士や、若山牧水の歌に由来する鼓州など、様々な視点から日本文化に触れるきっかけの場が設けられていた。

※1
帰真園の中にある旧清水邸書院。この建物は、築100年以上の清水邸書院を解体し、庭に移築したものである。歴史的な建築の中では、ゆっくりとした時間の流れを感じながら帰心園について解説を受けることができた。

※2
園内のベンチはモダンなものではなく、石材をシンプルにカットし、座るための機能性を持たせた自然的な個性を壊さないようにデザインされたものが使われていた。ベンチで休みながら園内を進んでいき、最後は高台からの帰心園の眺めに癒やされた。

 

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