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「町田薬師池公園四季彩の杜西園ウエルカムゲート」見学会

2021.07.10

7月17日(土)に東京都町田市本町田にある「町田薬師池公園四季彩の杜西園ウェルカムゲート」の見学会を行いました。当日はstudio terraの元所員の王書洪さんをお招きし、作品の概要や当時の苦労などをお話しいただきながら現地を回り、作品について考察を深めました。

鎌倉街道に面した車両入り口から西園に入りましたが、町田市は都心に比べ、市民一人当たりの自動車保有台数が多いためか、バス停からの少し距離があり、車での来園を想定しているような印象を受けました。

園路には山道を意識した茶系の舗装が敷かれ、内部の賑わいが見える建築やそれらを覆う樹木が行く先を見せたり隠したりすることで、期待感を持って園内を進むことができました。行政と連携し、高木をエントランスに植樹することができたことや、既存の園路周辺の既存樹を多く残せたことが緑豊かな空間につながったのだと思います。

建築群の中にはデザインコンクリートを使用したベンチやテーブルが配置され、モダンな印象の空間演出がされていました。当日はデザインコンクリートのベンチやテーブルの利用者は少なかったですが、気温の高くない春や秋には、多くの人が憩う場所になるのだろうなと感じる場所でした。また、デザインコンクリートのベンチは園内各所に設置され、アイスポットと休憩施設の役割を果たしており、デザイナーのこだわりを感じました。

ウェルカムゲート内のカフェの大窓から見た芝生の丘は迫力や広がりを感じ、この施設一番の魅力的な風景であると感じました。排水のために作られた芝生の丘のマウンドにもっと子供や家族が腰を下ろしたり、遊んだりしている風景が見てみたかったです。気温が下がる秋口にまた来園してみて、夏とは違う新たな使われ方を探してみたいと思います。

建築群からの芝の丘、つづら折りの登り道、展望広場に続いていくストーリー性ある空間構成は非常に勉強になりました。しかし、つづら折り参道など同じ景色が連続してしまう場所では、シークエンスを意識し、こまめな楽しみや、風景が見晴らせるような植栽の管理などの重要性も改めて考えさせられました。

新型コロナウイルス感染対策の関係か、使われていない施設や、動線もあったため、見学会当時の賑わいは本来想定していた姿ではないと感じました。誰もが気兼ねなく外出ができるようになったら、今度は春や秋など、植物の彩が変わる時に来園し、新たな発見をしたいと思います。

髙橋 宏太朗 伊藤 唯

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