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北京清華大学で講義を行いました

2011.05.16

清華大学でランドスケープのレクチャーを5月16日に行なった。
清華大学は1911年に創立され、今年100周年を迎えた中国を代表する大学である。
義和団の乱による補償金を基金として、アメリカによって設立された経緯からか、キャンパスは均整の取れた美しい建物とランドスケープで構成されている。
100年の時間による風格が備わっていると同時に市民からも愛されており、北京オリンピックでは聖火ランナーがキャンパスを走り抜けたことでも知られている。

建築学院のホールは200人程度の席数だが一杯となり、立ち見、床座り等、多くの聴講者と向き合い話す事ができた。
中国の大学での講演会は学生以外にデザイナー、設計者、行政担当者、開発事業者等、社会で活動している人たちが多く参加している事が特徴である。
だから話も一般論だけではなく実務的な部分も要所に入れる必要がある。
聴衆の間には日本の授業のような均質感はなく、こちらの言葉が聴衆のバックグランドによって違う反応を起こすようで、スリリングさえ感じた。

招待していただいた李暁東教授は建築系の歴史言論を担当している先生で、建築サイドからランドスケープに切り込んでいる作品を見せていただいた。
叉旧知の李樹華教授にもお会いできた。
先生は大宮で盆栽を学び、京都大学で学位を取り、淡路園芸学校で教鞭をとった後帰国し、植物サイドからランドスケープの教育に携わっている。
つまりデザイン系と自然系がランドスケープ教育の一環として組み込まれているのであろう。

清華大学のランドスケープの学生は90名と人数は不変とし少数精鋭主義を取っているとの話であった。
数年前に講演した北京林業大学は学年500名を越える学生がいると聞きこれにも驚いた。

いずれにしても学生達の向学心は強く、質問も多く、終了後も押しかけて来る様な状態で、日本のおとなしい学生と比較すると、今後日本はどうなるのだろうか、とても心配になるほどで、日本の学生に夢を持ってもらいたいと強く思った。

戸田芳樹

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