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顧村公園で桜を見る

2019.03.26

ネットで「顧村公園の早咲き桜は既に満開」という記事を読み、先週末に上海事務所の皆で顧村公園へ桜を見に行った。ちょうど「顧村公園桜祭り」(3/15-4/15)の開催二日目に当たり、公園は大混雑で、車両と歩行者を分け、さらに一方通行となっていた。入場者数は延べ26万人に達したと報道されていた。

顧村公園はレジャー、娯楽が主体であるが、人と自然が共存できる生態環境を創出することを目指した面積が約430haの都市郊外森林公園である。また、広域的な観点からは上海市外環生態工程の重要な一部でもある。公園内は川、湿地、植物の群落、田園風景が見られ、歴史と文化を融合し受け継いで、「人と自然の共存」の理念を具体的に表している。

顧村公園のもう一つの特色は野趣に富んでいることである。改造前の村にあった川の一部を残して、自然護岸の整備をしており、湿地のらしさが見られる。木桟道に沿って川辺に至ると、川は水生植物と護岸の石で自然のイメージを醸し出していた。ある石橋は6枚の花びらを重ねたデザインとしているが、花の名前は分からず、作り手が想像した花なのであろうか。今年は雨が多いため、道側に黄色と緑色のコケが生い茂っていて芝生に比べて独特な美を感じだ。
人の流れに乗ってソメイヨシノのエリアに到着した。私は日本の千鳥ヶ淵のピンクで霞のような桜が青い堀に映ったダイナミックな景色にずっと憧れていた。残念ながら上海の早春の気温は低く、ソメイヨシノの開花は3月末でまだ蕾の状態であった。木の下にはパンジーが飾られておりソメイヨシノの満開を今かと待ちわびているようだ。

先に進むと、早咲き桜の「河津桜」と「大漁桜」に出会った。ロマンチックな雰囲気は来訪者を引きつけたが、大勢の人でゆっくり楽しむことはできず、写真を撮った後、他の場所へ行かなくてはならない。桜前の芝生に凧を揚げるお年寄りがいた。108節の凧が繋がっていて、実に驚いた。今回見た花の中で最も特別なのはカンヒザクラだった花が釣り鐘状に垂れる姿はまるで照れた美人のようであった。

公園内に大面積のチューリップ、紫金草、菜の花の花壇もあって、色彩豊かな春の絵巻のようであった。「桜美食節」は今回桜祭りの特別イベントで、各地の軽食がここに集まった。公園を廻游して、楽しい一日が終わった。今度は是非ソメイヨシノ開花を見にいきたいと考えている。

陳 文婷

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from Shanghai

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