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上海事務所はまた移転しました

2017.08.30

今年上海は観察開始145年以来最高気温である40.9℃に達し、猛暑に見舞われている。よりによって、こんな時に大家さんの都合で上海事務所は移転しなければならなくなった。8月11日、歴史を持つ洋風別荘に別れ、新たな拠点へ事務所を移動した。

新オフィスは上海市普陀区の金沙江路に位置する環球港( 英語名:Global Harbor)北棟の8階にある。環球港は2013年に開業し、延べ床面積が約48万㎡の複合商業施設であり、上海地下鉄3号線、4号線、13号線の金沙江路駅に直結する出入り口があり、超便利なロケーションである。建築設計はイギリスのchapman taylorが担当し、「一隻の商船」という設計テーマが示したように、鳥瞰図を見れば施設全体が船のような形になっている。長さが約560m・幅が約150mであるショッピングモールと2棟の超高層ビルより構成され、洋風スタイルの建築とインテリアによって豪華さを演出している。

地下2階から地上4階までは商業施設とし、商業面積が32万㎡に及び、店舗が約500軒入居しているそうである。2013年7月5日にプレオープンした時点で、中国最大規模の商業施設とされた。さらに、2棟のビルにはオフィス、ホテル、レジデンスなどが配置され、「商業・文化・観光の三位一体」という開発コンセプトに基づいた規模は上海のひとつのランドマークになっている。

一方、開業当時に商業施設の整備が整わなかったゆえに生じた利用者からマイナス評判やクレームは現在ほぼ解決した。しかし、広いからこそ生じる問題の解決はまだ難しいだろう。なぜなら、ショッピングモールは吹き抜け空間が特徴で、南北長さ約560mの空間を貫く吹き抜けを設置したので、人の移動動線は直線的に設定され、東西に渡る路線が少なくて不便である。また、利用機能により三つのゾーン分けて舗装の色で区別しているが、各店舗に興味がある利用者にはとても紛らわしく感じられる。

そしてもうひとつの残念なことが屋上ガーデンである。開業当時に「約3万㎡の上海史上最大な屋上ガーデン」と宣伝していたが、現在、屋上階はほとんど利用されていないようだ。吹き抜けがあるので、夏になると四階が比較的に暑いという評価があったそうで、もし屋上ガーデンを改めて整え改善すれば、環境にもやさしいと思うのだが。

いずれにせよ、予定外の引越しだったが、施設完備、通勤便利なところに無事に移転できるようになり一安心した。これからも、上海事務所の活躍にご期待ください!

黄 妍

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