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PJ進捗報告;杭州広宇(1)

2013.04.24

杭州市余杭区の臨平新城に建設中の高層住宅物件「広宇・鼎悦府」(PJ名称)の進捗報告です。

杭州は西湖で有名な観光地ですが、高速鉄道を利用すると上海から1時間程度で行くことが出来ます。風光明媚で利便性の高い環境が魅力となり、近年は住宅を中心とした開発事業が盛んに行われている地域でもあります。
余杭区は中心市街地から北へ30km程度に位置していますが、高速鉄道の新駅があります。臨平新城はその余杭区の中核となる新都市開発エリアで、昨年末には市街地を結ぶ地下鉄も開通しました。

現在はモデル区の施工が完了しています。中国では大概の場合、会所等をモデル区として先行オープンし、商談スペースとしても利用します。2月末にモデル区の竣工を迎えたのですが、何度か現場に足を運ぶなどして工事進捗の確認と意匠チェックを行いました。
あくまで個人的な視点からですが、現場の植栽から二点の中国的な価値観の捉え方を読み取りました。一つ目は「個」と「全体」に対するものです。日本では全体のバランスを重視し、中国では個々の見栄えを重視する傾向があります。二つ目は、造形に対してです。中国では作為的な表現に価値を置く傾向があります。そして、それは造形自体にというよりも、そこに至る過程に向けられたりします。

施主の思い入れの強さ故、図らずも私たちの設計意図と実際の現場で摩擦を生じることはありますが、その思いを尊重しながらも私たちの考え方を粘り強く説いていくことが、中国のプロジェクトで要求されることの一つだと改めて思います。

ちなみに建築の本体工事はまだ全体工程の3割にも満たない程度です。これから先、景観工事はもっと大きなボリュームが待ち構えていますので、今後も担当者とのコミュニケーションを深めて信頼関係を強化しなければなりません。

高沖 哉

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