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新年好!春節の上海より

2012.01.30

中国では正月と言えば春節です。

上海では新暦でも外灘や新天地といった観光スポットではカウントダウンイベントが催されますが、やはり新年を盛大に祝うのは旧暦になります。
春節は7日間の公休があり、日本同様に多くの人が帰省し、家族と共に過ごすというのが慣習です。
ちなみに旧暦1月1日は二十四節気の雨水の直前の朔日であり、新暦の1月22日〜2月19日頃の間で毎年変動します。
今年は1月23日がそれに当たります。

会社によっては春節前から休業するところもあり、オフィス周辺は春節の1週間前から徐々に人が少なくなりました。
また、その頃になると花火の露店が至る所に出現します。
花火や爆竹で新年を迎えるという話はご存じの方も多いと思いますが、その規模は想像を遥かに超えるものです。
打ち上げ花火の高さは20〜30mクラスのものが多いですが、高層マンションと同程度の50〜60mも打ち上がる花火もあり、それらが密集したマンションの隙間から連発で上がる様子はまず日本ではお目にかかれません。
年越しの前後30分は途切れることなく方々で花火と爆竹が鳴り、私の住むマンションの窓から180度のパノラマで見える花火の競演は圧巻の風景でした。

せっかく上海で正月を迎えましたので、上海の名刹である「龍華寺」へ初詣に行きました。
龍華寺は、三国時代の呉王孫権によって三国呉赤鳥五年(紀元242年)に建立したとも伝えられている、上海で最古の寺院です。
しかしながら寺院は何度も建て直されており、現在の境内の建築は光諸年間に建造されたものだそうです(上海観光局HPより)。

春節の期間は拝観料が20元ですが、その中には線香代も含まれており、境内に入ると線香が渡されます。
境内や寺院の外では線香を販売する所もあり、大きな線香を購入して供えている方も多く見られます。
お参りの仕方は、火をつけた線香を両手で合わせて挟み、願を掛けてから三礼して線香を供えるといった感じです。
私も周りに倣いながら参拝しました。
境内は線香の煙が濛々と立ち込め、供えた線香は炎を上げて燃えています。火事にならないかと心配ですが、境内の隅には消防車が待機していました。

中国は多宗教国家で、仏教、道教、イスラム教、キリスト教の4教を主要宗教としています。
現在は、政府に許可された範囲内において自由に宗教活動が認められているとのことです。
年末のクリスマスイルミネーションや初詣に訪れた大勢の参拝者を見ていると、上海という都会だからこそかもしれませんが、宗教行事がイベント化している様子が日本の姿と重なりました。
今年もそういった現代中国の世相を肌で感じながら、業務を通じて日本と中国の将来を考え、活動していきたいと思います。

高沖 哉

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